Ⅰ.理事長挨拶

出会い、対話し、つながる「営み」の場に

新理事長 村岡 福藏

 
 「共に歩む市民の会」は、1997年、精神障害の当事者を中心としたフリースペース「たまり場」づくりの取組みの中で生まれました。
 当事者に寄り添い、地域で一緒に生きることを志向する様々な立場の人たちの熱量は、その後、精神障害者生活支援センターB型第1号の「ほっとぽっと」開設へと続きます。それを機に、共に歩む市民の会はNPO法人格を取得しました。
 私は、深井浩治さんの後を受けて、4人目の理事長を務めることになりました。これまで理事長は、初代の高野静子さんという優れた支援者から田山裕文さん、深井さんという当事者にバトンが渡されてきました。そこには、会に関わる方たちの思いが込められています。私は、「ほっとぽっと」開設時に旭区役所に在職していたことがきっかけで、むしろ学ぶ側にあった人間です。会員の皆様や関係各位の忌憚のないご指導・ご鞭撻を心からお願い申し上げます。
 旭区は、横浜市内の精神病床の4分の1を占めています。地域で暮らすたくさんの当事者、多くの社会資源、そして当事者に心を寄せてくださる方たちがいます。「ほっとぽっと」や市民の会に関わり、支えてくださった全ての方々に感謝するとともに、さらに多くの方々とつながっていきたいと考えています。
 幸いなことに、この地で私たちは、ささやかながらも歩みを重ねることができました。しかし横浜市内でも、いまだに障害者グループホームの開設に反対する声が上がる現実があります。津久井やまゆり園事件が問いかけたことも、私たちは考え続けなければなりません。日本社会の「人権の地金」は、もっともっと厚くする必要があります。
 当事者同士が出会い、当事者に心を寄せる方たちと交わり、互いに対話し、つながる様々な営みをこれからも重ねてまいります。どうぞよろしくお願いします。

 

みんなと一緒に作ってきた場


前理事長 深井浩治

 
 共に歩む市民の会の理事長をこの度退任します。私は当事者としてこの市民の会の象徴としての理事長でしかなかったように思います。そんな私に対して心配りして下さった皆様、支援者の方、そして応援して下さった当事者の人達に深くお礼を申し上げます。
 2008年6月より十数年間、みなさんとこのほっとぽっとをどういう安らぎの場にしようかと試行錯誤してきました。しかしながら、近年目まぐるしいほど状況が変化しています。この目まぐるしい変化に対して理事長としての未来の展望、そしてそれに向かっての実行が難しくなってきました。ここでちょっとだけ肩の荷を下ろさせてもらうことにしました。今後は新しい理事長に託すことになります。もちろん私も微力ながらも理事として当事者の代弁者として活動を続けるつもりです。
 今後も共に歩む市民の会をよろしく支えて下さい。


Ⅱ.法人案内

1.法人概要  【2020年7月1日現在】

    • 法人名     特定非営利活動法人 共に歩む市民の会
    • 所在地     〒241-0022 横浜市旭区鶴ヶ峰2-2-4
    • 連絡先     〒241-0022 横浜市旭区鶴ヶ峰2-1-16
    • 代表者       理事長 村岡 福藏
    • 設立年月日   2004年9月28日
    • 会員数         正会員:64名、団体会員:10団体*、賛助会員:39名
           【2019年6月現在】
    • 事業内容
            • 精神障害者生活支援センター「ほっとぽっと」の運営
            • 啓発事業(精神保健福祉セミナー等)
            • 文化活動『ほっとたつはな亭』(コンサート、ギャラリー等)
            • 会員同士の支え合い活動「きりんの会」(準備中)
            • 調査・研修・広報活動
            • 書籍出版販売事業

*団体会員:あけぼの会、NPO法人葦の会、NPO法人木々の会、医療法人誠心会、日向台病院、保土ヶ谷病院、林間メンタルクリニック、田代クリニック、NPO法人いっぱい、一般社団法人てとて


 

2.活動方針

 当事者、家族、ボランティア、医療・福祉関係者、行政の協力により、

    • 安心できる居場所づくり
    • 地域で暮らすための生活相談やサポート
    • 当事者自らが企画・助け合う活動
    • 地域との交流

などに取り組みます。


3.法人の構成


4.理事・監事・法人職員の紹介

理事長 村岡 福藏
副理事長 深井 浩治
副理事長 國井 淳子
理事 淺田 和徳
理事 小田 敏子
理事 川田 剛
理事 紺野 義彦
理事 髙野 静子
理事 田中 梨奈
理事 村木 雄一
理事 和田 公一
監事 瀬崎 忠雄
監事 宮川 博
事務局員 勝澤 愉紀子

5.沿革

 広々とした座敷、昔ながらの縁側、植木の多い庭付きの一軒家。皆でお金を出し合ってここを借り、精神障害を持ちながら暮らす人や関係者が集う場にしよう…。フリースペース『たまり場』がこうして1997年に旭区白根町に産声をあげました。その活動を支えるためにできたのが、「共に歩む市民の会」です。

 障害をもつ「当事者」、家族、医療機関・福祉施設の職員、ボランティアなど、様々な人々が立場や所属を超えて集まりました。「つながる」ことで何かが始まる…。そんな予感と熱気がいっぱい満ちていました。

 

1997年  7月 白根町の一軒家でフリースペースたまり場づくりが始まる
          
12月 「たまり場」の運営母体として「共に歩む市民の会」を設立
2000年  3月 第1回精神保健福祉セミナーを区と共催(以後、毎年実施)
2000年  5月 語らい電話を毎週1回スタート(現在、週3回実施)
2002年10月 たまり場が鶴ヶ峰2丁目(現在のほっとぽっと別館)に移転
2003年  8月 ピアサポートの中心として「旭ぴあくらぶ」発足
2004年  3月 旭区らしい生活支援拠点を求めてアンケート実施、要望書を提出
           11月 NPO法人格を取得、拠点型生活支援センターの運営主体に決定
2005年  2月 「旭区生活支援拠点ほっとぽっと」開所

2005年  4月 旭区補助金により調査研究・試行事業を行う
2005 ~ 6年 当事者による、ほっとぽっと窓口応対、フクロウ電話活動を開始
2006年  4月 横浜市退院促進支援事業を開始(~2012年)
2007年  4月 「地域ふれあい事業」を行う(旭区補助金~2010年)
2010年  4月 「地域ケアプラザ連携事業」を行う(旭区補助金~2015年)
2011年      新しい場を考える検討委員会発足、「訪問チーム」活動開始
2011年  3月 『ひとりぼっちのあなたへ 仲間・出会い・未来』を企画編集・出版
2012年  4月 横浜市自立生活アシスタント事業を開始
2013年  2月 計画相談支援事業(障害者総合支援法)を開始
2014年      当事者による当事者アンケートを実施(2018年に『報告書』出版)
2015年  9月 ほっとぽっと開所10周年「共に歩み創る~映画とトークの集い」開催
2018年  4月 横浜市退院サポート事業を開始
2019年  5月 自立生活援助(障害者総合支援法)を開始
2019年  7月 横浜市の生活支援センター標準化モデル事業により、ほっとぽっとの運営内容が大きく変わる。

★共に歩む市民の会の歩みの詳細はこちら
初期の歩み
活動年表図


6.貸借対照表

貸借対照表 はこちら


Ⅲ.法人諸活動

1.会員同士の支え合い活動「きりんの会」(準備中)

 昨年度まで実施していた訪問活動事業で出された課題などを踏まえ、訪問継続を希望している会員への支援を行いながら会員同士の支え合いについて検討する。


2.当事者会「旭ぴあくらぶ」運営

 仲間同士での、心のこもった助け合いや支え合う場を提供するために運営しています。

 「生きていたら悪いと思っていたけれど、生きていいんだ」などと、肩の荷を下ろしてホッと一息! 「よろこび」「楽しみ」「希望」を自分なりに見い出してみませんか?一緒に時を過ごしてみましょう。

①ぴあくらぶのつどい・・・毎月1回開催(第3火曜日、14~16時、別館サロン)
②季節のレクリエーション行事
(お花見・花火大会・クリスマス会・バスハイク等)
③ピア研修
④広報
⑤文化班(地域交流)
⑥世話人会・・・毎月第2火曜日10時から開催


3.旭区精神保健福祉セミナーの共催

 当事者が中心となって、旭区福祉保健センターや地域の福祉施設職員・病院職員・家族の方と協力して、2000年から毎年2月に旭公会堂で精神保健福祉関係のセミナーを開催しています。

 


4.書籍出版販売

 当法人の活動で得られた成果を書籍にして出版・販売する活動を行っています。

【出版物】

    • 「ひとりぼっちのあなたへ 仲間・出会い・未来」

      旭区精神保健福祉セミナー10年を記念し、当事者を中心とする旭区関係者と「やどかり出版」の協力で1年余かけて企画・編集、仲間に送ったメッセージ

      • 編  集:横浜市旭区ブックレット編集委員会
        やどかりブックレット編集委員会
      • 出版年月:2011年3月
      • 出 版 社:やどかり出版
      • 価  格:1,000円(税込、送料別途)
      • 本の紹介はこちら
    • 「わかって!! 精神障害をもつ私の声」
      • 2014年12月から旭区で行った「当事者が明るく楽しく過ごすためのアンケート調査」結果の報告書
      • 編  集:共に歩む市民の会
        旭区精神保健福祉あり方検討会
      • 出版年月:2018年10月
      • 出 版 元:共に歩む市民の会
      • 価  格:1,000円(税込、送料別途)
      • 関連資料・写真はこちら

5.広報活動

    1. 広報誌の発行 年3回(7月・11月・1月)
      会報のお知らせはこちら
    2. ホームページの運用
    3. 紹介パンフレットの作成
      紹介パンフレットはこちら

Ⅳ.会員募集、ご寄付のお願い

1.会員募集

 当法人の活動趣旨に賛同いただき、当法人の活動を支えてくださる方を募集しています。
 会員、賛助会員、ボランティアなどで、ご参加・ご協力いただけます。

正会員     6,000円/年・口    (当事者会員は半額)
賛助会員    3,000円/年・口  (当事者会員は半額)
団体会員  30,000円/年・口

 会員の皆様には年3回の会報とイベントのご案内などをお届けいたします。

入会申込書はこちら


2.ご寄付のお願い

 当法人の運営(横浜市からの委託運営を行っている生活支援センター事業は除く)は、皆様からの会費で運営されており、関係者の皆様のご奉仕に頼らざるを得ないところがあります。
 当法人が提供しているサービスの量や質を拡充させていくために、また、安定した法人運営を行うために、多くの資金が必要となります。
皆様からの、多くのご支援をお願いいたします。

ご寄付は、入会申込書の《お振込先》へお願いいたします。


Ⅴ.個人情報保護方針


1.基本方針

 特定非営利活動法人 共に歩む市民の会は、当法人が扱う個人情報の重要性を認識し、その適正な保護のために、自主的なルール及び体制を確立し、個人情報保護に関する法令その他の関係法令及び厚生労働省のガイドラインを遵守し、利用者の個人情報の保護を図ることを宣言いたします。


2.個人情報の適切な収集、利用、提供の実施

(1) 個人情報の取得に際して、利用目的を特定して通知または公表し、利用目的に従って、適切に個人情報の収集、利用、提供を行います。
(2) 個人情報の収集、利用、提供に当たっては、本人の同意を得るようにします。
(3) 個人情報の紛失、漏えい、改ざん及び不正なアクセス等のリスクに対して、必要な安全対策、予防措置等を講じて適切な管理を行います。


3.安全性確保の実践

(1) 当法人は、個人情報保護の取り組みを全役職員等に周知徹底させるために、個人情報保護に関する規程類を明確にし、必要な教育を行います。
(2) 個人情報保護の取り組みが適切に実施されるよう、必要に応じ評価・見直しを行い、継続的な改善に努めます。


4.個人情報保護に関するお問い合わせ窓口

 当法人が保有する個人情報についてのご質問やお問い合わせ、あるいは、開示、訂正、削除、利用停止等の依頼について、以下の窓口でお受けいたします。
特定非営利活動法人 共に歩む市民の会 事務局


Ⅵ.お問い合わせ

お問合せ先

■特定非営利活動法人 共に歩む市民の会 事務局
電 話 : 045-453-8386
【事務局員常駐曜日:水・木曜日 10~16時】

    • 事務局には事務局員が常時常駐しておりませんので、緊急の連絡が必要な方は、恐れ入りますが、生活支援センター「ほっとぽっと」にご連絡いただきますよう、お願いいたします。